キャンプ入門講座

キャンプ_ビッグホーン

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いつ行くか

どこへ行くか

だれと行くか

何をするか

ディ・キャンプの勧め


PLANING

いつ行くか

初めは「いつ」

「いつ」は季節の問題が一番大きな問題であろう。

オートキャンプに慣れてきたら、キャンプは1年中楽しめる。しかし、慣れるまでは寒い季節の冬季キャンプは避け、比較的装備や技術的に楽な、残り3シーズンをキャンプシーズンと考えよう。

では3シーズンのうちのベストシーズンはというと・・・・・。一言では中々難しい問題になる。

全国のキャンプ場が、夏の海水浴場と同じく、”芋洗い”状態となるのがゴールデンウイークと夏休みである。この時期は避けたいのだが・・・・。 しかし、子供の休みを利用してのキャンプとなると混雑を覚悟して行くしかない。

逆に混雑時を除けば、驚くほど空いている場合も多いようである。季節によっては、野山の山菜摘みや、紅葉など驚くほど自然の恵みを受けられる可能性も高い。

ゴールデンウイークや夏休み以外でも、しっかりとしたけ計画を立てればキャンプに行きやすくなるのである。

アウトドアライフをしっかり楽しみたいならば、天候の安定した9月や10月などがベストシーズンではないだろうか。したがってキャンプをするなら初秋の終末で決まり。

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どこへ行くか

「どこへ行こうか」と考えた場合、最初にキャンプ場ガイドを見るのではなく、大体どの辺がいいのかなと頭の中に日本地図を描いてみる事をお勧めする。温泉や面白そうな所を探し、その後でキャンプ場探しが続く。

趣向や季節により、海がいいか、野山がいいかも分かれる所だが、まさにお好み次第であろう。

また、キャンプ場の設備については、充実している方が便利な事は確かだけれど、自然を満喫する事が大事だと考えれば妥協もも生まれてくる。

設備としては、トイレが清潔でキャンプ場内がきちんと整備されていて炊事場があれば、あとは何もいらないはずである。もっとも虫が嫌いな家族がいれば、その対策をきちんとするのは当たり前の話だが・・・・・。そうでもしなければキャンプそのものがオジャンになってしまう。

オートキャンプを始めるならば、最初から何連泊というような計画はしないほうが無難である。最初は2泊3日程度までにとどめておき、経験を積みながら連泊の日数を増やしていきたい。

逆に1泊2日のキャンプでは、昼の1時ころ到着し(ほとんどのキャンプ場のチェックインが1時〜2時)設営をしてすぐ夕食の準備。翌朝、朝食を食べてすぐ撤収というスケジュールになってしまう。それではせっかくの自然の醍醐味を味わう機会がほとんどない。疲れて帰宅してもう二度とキャンプに行かない等という事になってはもともこもなくなってしまう。

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だれと行くか

これこそ誰と行こうが大きなお世話であるが、まずは最小単位の家族やカップルで、その人数に最低必要な道具を揃え、行動を開始してみよう。

少し位解らない事があっても、一般のキャンプ場では命にかかわるような重大なトラブルはまず起こらない。家族や彼女の前では、少し位失敗しても笑ってすませばそれで済む。

そうやって慣れてきたら、大人数のキャンプに挑戦しよう。家族単位でのバーベキューや野外での食事も楽しいが、2〜3家族が集まったり仲間同士の大人数で行うキャンプは格別のものである。

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何をするか

最近のアウトドア雑誌のアンケートで、キャンプに行って何をするか?というものがあった。食事の楽しみやアウトドアスポーツはもちろんの事、「一日中何もしないでボーッとしている」というのが上位にランクされていた。

欧米では当たり前の事なのだが、忙しい日本人にはそんな答えはないだろうと思っていた。勿論、目的を持つ事は大事なのだが。もちろん「何をするのか」などというのは十人十色であろう。しかし、常日頃の雑然とした生活を忘れ、何をするか?の問いに「何もしない」と答えるのも中々楽しい事ではないだろうか。

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ディ・キャンプの勧め

オートキャンプを始めるとき、一番難しいと思いがちなのが「泊まる」という事を前提に考えた場合。たしかに、一泊するだけで持って行く装備はかなり多くなることは事実だ。

そこで、これからオートキャンプを始めようとする人には、まず自然を満喫しつつ、徐々にオートキャンプのノウ・ハウを体験しながら習得できる日帰りのキャンプをお勧めしたい。

そこで、ディ・キャンプを想定して、四人家族の装備を考えてみた。

@タープ(ウィング・ヘキサゴンタイプ)
キャンプは、日差しが強かったり、突然雨などが降ってきたりと天候の変化に大きく左右される。そんな時に効果を発揮するのがタープだ。特に、ウィングやヘキサゴンタイプは、二本のポール(支柱)だけで手軽に設置できるので、ディ・キャンプには最適。タープの下に入れば、強い日差しや雨から身体や荷物を守れる。

Aテーブル&チェア
ディスカウントショップなどで、テーブルとチェアが一体になったタイプをよく見かける。このタイプは、見かけはコンパクトだが、案外重いタイプが多く、チェアもテーブルに固定されているので、自由度に欠ける点がある。
テーブルとチェアのお勧めは、セパレート・タイプ。これならば多目的に使用できる。テーブルの脚は、折り畳み式になっていることはもちろんだ。大型タイプは、天板も折り畳めるもの、そして軽量な物を選ぶ。同様に、チェアは軽量でコンパクト、実用的なものを購入する。

Bバーベキュー・グリル
ディ・キャンプの場合は、本格的なバーベキュー用セットではなく、簡易タイプのバーベキュウー・グリルがお勧め。これならば、非常にコンパクトで取り扱いも簡単。焼き網を使っての焼き肉や、鉄板を使用してのバーベキューにも十分対応できる。最近では、直火禁止の場所も多いので、バーベキュー・グリルは不可欠ともいえる。

Cテーブル・ウェア(食器)
ディ・キャンプは、なるべく余計なものを持って行かないのが鉄則。ディ・キャンプでの料理は、ほとんどバーベキューの場合が多いので、クッカーは、コーヒーポットやケトルを持って行くぐらいで、あとは必要ない。食器も紙のお皿と割り箸で間に合う。高価なセラミック製やホーロー製の食器は後からでも、いつでも、購入する事ができる。

Dクーラーボックス
肉や魚介類、氷、冷たい飲み物をどこにでも持って行くのに、クーラーボックスは欠かせない。一家族4人の場合は、30〜40リットルのサイズのものがあればディ・キャンプではまず大丈夫。
しかし暑い季節には、食品は腐りやすくなるので、一つのクーラーボックスには肉や野菜・魚介類を入れておき、必要になるまで開けないようにする。この場合は、もう一つ20リットル前後のタイプのクーラーボックスを用意し、飲料用とすれば理想的だ。

Eポリタンク
ディ・キャンプではどこでも手軽にできるのが利点だが、その分、設備の整った場所での設営ばかりとは限らない。前述(@〜D)で挙げた装備で、ディ・キャンプを楽しむ事は十分可能だが、人間”水”は絶対必要。最低10リットル程度は、飲料水も用意しておきたい。

以上のような備品を最低の装備として、あとは個々に必要なものを考え、ディ・キャンプにチャレンジしてみよう。

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